（徹はあの日から一切テレビの話をしなくなった
グッジョブ、十三！！
そして家にひとり残るかもって言ってたのも
おそらく私を試そうとしてたんだわ
だからあの１週間に勝負にかけてたのね
今？ そう、私、彼を見送りに羽田にいるの）
前回のあらすじ
十三の活躍
葉子ちゃん、
（なに？ なんか近づいてきたわ）
葉子ちゃん、
（マジか？近すぎんだろーがよー）
ねぇ、葉子ちゃん、
（ロックオンされてる？
そんなことより私たちの関係で
どこからそんな自信が出てくるのだ？
もう不思議、不思議で仕方ないわ）
葉子ちゃん、こうい時、目を閉じるんだよ
（こんなセリフ、いうやついるの？キモっ！！）
葉子ちゃん、
（絶対に閉じませんっ 瞬きひとつするもんか）
・・・・・・
・・・・・・
・・・・・・
ははっ、そんなに見つめないでよ
（目渇く！目がちょー痛い！涙が出てくる）
あっ、ごめん、
俺、そんなに君を悲しませてしまったのか
（そうだよ、はやくはなれろって！）
君にはじめてあったとき、
（やめて、その話長いの？ 涙が、涙が………）
君がパンをくわえて、猛ダッシュで飛び出して、
（ん？ 私？ じゃないよね？）
俺の自転車で轢いちゃったよね、
（ちがーう！それ、まりりんよ！、
入学式の日、まりりん言ってたもん、
自転車に轢かれたって！マジ許さんって
マジギレしてたもん！！）
俺は知ったんだ、運命ってあるんだなって
（なんて、自分勝手！！轢いといて！！）
その日から俺は君に………
（どこでどうやってすり替わったのだー？）
君もまんざらでもなさそうだったから、
（自分で言っちゃう？言っちゃうのか、オイ！）
僕たちはきっと、
（確認よ、私はあなたの運命の人では、ない！）
幸せになれるよ！！
（もうやめて、逆に笑いが止まらなくなるわ）
それが運命だから！！
（もうダメ、笑ってしまう、助けて！）
そんなに肩を震わせて泣かないでよ、
俺だって悲しいんだ
さ、顔をあげて、僕たちの別れは笑顔が似合うさ
（やめろー、私にさわるなー！！！
今、私、人生で一番最高の爆笑顔してるー！）
うん、その笑顔だ！
（ほんとにヤメロ、ボケェ！声がでちゃう！！）
２年したら帰ってくるから、またな！！
浮気すんなよな！！
（はーーーーーーーーーい（低音ボー読み））
（運命の人と再会できるといいな、徹！！
まりりん、マジ許さんって言ってたけどな）
そして徹と葉子、
それぞれに新しい歯車がまわりだす！！
