サバとカニ子の物語 〜 サーバ・ミハイロフ、物申す!!

 

ちょっとちょっと、サバ、読ませてもらったわよ

どーーーーーして、そんな大切なこと、

私に相談しないのよ?!

えっ、私はいなかった?

それもそうね、

 

で☆ねぇ!!

かわいそうなサバのために聞いてきてあげたわよ

そのカニ子に!!

 

えっ、なに? そうよ、だから会ってきたわよ

カニ子って呼んだら、

めちゃくちゃ怒ってたわよ、その子!

はっ?

キクちゃんっていうの? 知らんわ、そんなの!

 

で☆さぁ!!

なんでだと思う?なんで振られたと思う?

 

あなた、ちっとも喋んなかったらしいじゃん!!

ふだん、あんな大騒ぎしてんのに

あまり話さない、話したと思ったらつまんない話

そういえばサバ、人見知り激しいものね

あまりの騒がしさに、サバを黙らせるには

サバの知らない人を1人ぶち込めばいいって、

言われてたらしいんじゃん?!

 

結局、あなた、つまらん男として認定されたのよ

ちゃんとカニ子のこと、リサーチしたの?

ほらっ、してないじゃん!!

えっ、なにも知らない?

じゃ、無理よ!世界の常識、宇宙の法則よ!!

普段から仲良かったわけでもないんでしょ?

そんなわけわかんない赤点の数を自慢してるよう

な男の誘いによく乗ってくれたわよ

感謝しなさい、1日でも付き合ってくれたことを

 

えっ、当時のそのデートの様子を

客観的に見直したい?

私だって見てみたいわよ

どんな粗相してるのか、楽しみでしかないわ

 

緊張して無言のサバ、

どうしていいかわからないカニ子、

地獄絵図しか思い浮かばない♡