千葉県立サバ高等学校① 〜 サ高の友人

 

私の高校時代の友人のお話、

遊びに行ったときの彼の家庭の印象は、

決して厳しそうでなく、徹夜麻雀とかも普通に

差し入れとかいただくような普通の家庭だった

彼の母親とも何度もお会いしてるが

気さくな楽しい母親だったと記憶している

 

高校を卒業して、久しぶりに遊びに行ったとき、

実はさぁ、と切り出してきた

 

聞いてみると、

彼の家では、NHKしか見てはならないという、

ルールがあったらしい

だから学校で朝、

昨晩のとんねるずのみなさんのおかげですとかの

内容についてみんなでガヤガヤしている時、

彼は観てないことを言えずにあたかも観てるよう

に話を合わせてくれてたらしい

いいなぁ、楽しそうだなぁ、

その番組、めちゃくちゃ面白いんだろうなぁ、

とずっと思ってたらしい

 

今ならYouTubeとかでなんとかなりそうなものだ

が当時はそうもいかない

そもそも当時の高校生で自分の部屋にテレビが

あるなんて少なかったと思う(サバもなかった)

想像を駆け巡らせて話を合わせてくれた彼を

想像すると涙が出てくる(笑)

 

みんながゲラゲラ笑って盛り上がっている中で

ひとり、意味もわからず笑う、彼!!

切なすぎる!!

 

でも彼は成績優秀だけでなくユーモアもあって

サバから見ても話がおもしろい、惹かれる

流行りのネタを連呼するサバたちとは違う

これが教養の底力かと今さらながらに思う

 

ちなみに彼はサバの約2ヶ月のスペイン・フラン

スのバックパッカーの旅に付き合ってくれた

サバがもう帰るよと日本に帰るときも

エジプトにいくとひとりで行ってしまった

 

彼が帰国後、ヒゲモジャモジャで3ヶ月近く洗っ

てないボロッボロのジーパンを自慢してきたこと

を、今でもよく覚えてる

 

それ、すごいのか?