子どもにしゃべりまくる背中になりたい!!

 

先輩の車に同乗し運転してもらってたとき、

前方に無理やり割り込んできた車があった

すぐの信号が赤だったので停車したのだが

次の瞬間、先輩は車から降りて

その車の運転手に一言、

「お前の運転さ、危なっかしくて

 無事に家まで帰れるかどうか心配だから

 お前の家までついてってやるよ!」

 

いやぁあぁぁぁ!!!!!ごめんなさい!!!!

こんな人がいたらわたしだったら泣いちゃう、

ドゲザでもなんでもするから許して!!!

こういう言い回し方って定形であるのか?

よく思いつくよと半ばあきれながらまぁまぁと

世の中には変な人、いますからね

30年程前、ちゃんとした上場企業の

社会人なのに…

昔は個性的な先輩が多かったです!!

注意しましょう!!

 

実際にはついていかないんですけどね

先輩なりのジョークというか、オイコミです

 

今日はわたしの父親の話

実際にポンはわたしの父親に会うことはできなか

ったのだがその影響は私を通じて与えてるんだろ

うか?

 

わたしの実家は自営業だったので

基本的に両親とはいつも一緒だった 

学校から帰ると両親が迎えてくれて

朝ごはんも夜ご飯も家族5人揃ってが当たり前

ただいそがしかったせいか、旅行に関しては日帰

り旅行が年に1回程度、泊まりの家族旅行は

わたしが就職してからが初めてだった

 

よく仕事場でアルバイトと称して手伝いをさせて

くれたのだったが、コミュニケーションだったの

かもしれない

今、作っているもの(いろいろなメーカーのパー

ツ製造の下請仕事でしたので)のこと、いつも流

れているラジオの内容のこと、今来てたお客の

こと、銀行のこと、飛び込みセールスマンのこと

とかを話しながら、手伝いをしていたことを

覚えている

 

夜になると父親は趣味であるオーディオ部屋に

わたしを呼び出し、クラシックの音楽のこととか

オーディオ機器の音のことをよく説明してくれた

クラシック音楽は退屈の極みであったが大人にな

ってから意外と役にたっている

 

朝、わたしは早くに起きると父親の部屋にいき、

布団にもぐり込んで一緒に寝る

落語を聞きながら、その噺家の調子が心地よく

わたしも聞くのが楽しみだった

布団にもぐったときの父親の匂い、好きだった

今、その匂いはわたしの枕でもする

これが加齢臭かと。いや、父親の匂いだ!!

 

遊びとか勉強だけじゃなかったんだな

いつもの大人の世界(父親の世界)の話をしてた

んだな

 

大人になって

話し方、クセ、仕草、考え方にやはり、

父親の姿を自分の中に見ることがある

よくやってたよなぁ、おやじ!

こんなこと言われてたなぁ、おやじに!

笑えるくらい、同じことがある

もちろん反対のことも!!

 

そしてポンにも引き継がれていくのか!

同じか、反対か、分からないけど…

と同時にポンに対して

どれだけコミュニケーションがはかれているか、

大人の世界を見せられているのか、

あらためて考えさせられる

 

よく言われる父親の立ち位置

 

「父親は黙って自分の背中を子どもに見せる」

 

サバ家では黙らないスタンスなのだから、

そう決めたからしょうがないのだが、

なら積極的にわたしの背中を説明しましょうか!

 

 

どうしよう、

あんた、背中がすすけてるぜっていわれたら!